毎年1月に京都で開催されている十日ゑびす大祭(初ゑびす)が2025年も開催されることが決まりました。
関西各地で開催されているえべっさんという有名なお祭りの中の一つです。
今回はえべっさんである十日ゑびす大祭(初ゑびす)2025に関する日程はもちろんのこと見どころやアクセス、混雑状況など、細かい情報まで紹介していきたいと思います。
えべっさんとは?
まずはえべっさんとは一体どういったお祭りなのかというところです。
えべっさんというのは主に関西で親しまれているお祭りで、えびす神(恵比須神)の愛称のことを指します。
えびす神は、七福神の一柱としてとくに商売繁盛や漁業の神として信仰されています。
京都での十日ゑびす大祭では「京のえべっさん」として非常に有名で、地域の人々に親しまれています。
夜通し開門があったり、舞妓さんの奉仕による福笹の授与などがあります。
京都ではより「日本」を感じることができるゆったりとしたお祭りで伝統や文化などを尊重していることがわかるイベントとなっているのが特徴です。
えべっさんには役割が・・・?
えべっさんという神様には実は役割があったんです。
- 商売繁盛の神
商人やビジネスにかかわる人々が繁栄を願い、参拝します。
お店や会社などが成功するように祈る神様です。
- 漁業の神
古くは漁業の守護神として、海や魚に関係する人々からも信仰されている神様です。
- 身近な神様
他の神々が遠い存在と感じられるのに対し、「えべっさん」は親しみやすい神様として、多くの人々に愛されています。
いろいろな神様がいておもしろいですね!
神様にも役割があるなんて、、驚きです!
えべっさんの特徴
えべっさんには特徴があります。
そちらを紹介していきます。
- 福耳と鯛
えびす神の姿は、大きな福耳に鯛を抱え釣り竿を持つことが非常に多いです。
これらは幸運や豊漁を象徴しており、漁業繫栄を導くような特徴があります。
- 笑顔
えべっさんはとにかく笑顔です。
いつもにこやかな表情をしております。
笑う門には福来るという言葉があるように、えべっさんの笑顔を福をもたらす象徴となっております。
他の代表的なえべっさん祭り
えべっさんでは最初に紹介した通り、関西を中心に親しまれています。
ですから、大阪だけでなく他の県の神社でも開催されています。
もし大阪でなくてもお近くにえべっさん祭りが開催されているのであればそちらにご訪問ください。
- 今宮戎神社(大阪府大阪市浪速区)
一つ目は今宮戎神社です!
こちらは遡ること1400年以上前です。
西暦600年頃、推古天皇の時代に聖徳太子が四天王寺を作った時に建てられたものだといわれております。
通天閣や日本橋、あべのハルカスなど観光スポットが集中した街になっています。
神社付近では屋台がたくさんあり、これぞ商売の街といった光景が現場には浮かび上がります。
詳しい情報はまとめているのでこちらからご覧ください!
- 西宮神社(兵庫県西宮市)
二つ目はえびす神の総本社である西宮神社です!
毎年1月10日には「十日戎の福男選び」が行われます。
これは有名ですので、皆さん知っているかもしれません。
朝6時に表大門が開かれ、参拝者が一斉に本殿へ走り出し、1位になった人が「福男」として認定され、特別賞を授与されます。
これは毎年ニュースにもなっており皆さんも知っていたのではないでしょうか。
そんな特徴があるのが西宮神社のえべっさんです。
詳しい情報はまとめているのでこちらからご覧ください!
京都のえべっさんである十日ゑびす大祭(初ゑびす)以外にもこちらの2か所がメインで関西は開催され、3つ合わせて日本3大ゑびすと称されています。
日程
ここで日程の方を先に紹介していきたいと思います。
日程は以下のようになっております。
十日ゑびす大祭(初ゑびす)2025 | |
日程 | 2025年1月8日(水)~2025年1月12日(日) |
1月8日(水) | 招福祭 |
1月9日(木) | 宵えびす(前夜祭) |
1月10日(金) | 十日戎(本祭) |
1月11日(土) | 残り福(後夜祭) |
1月12日(日) | 撤福祭 |
メインは10日の十日戎ですので十日戎が一番混雑します。
混雑を避けたい方は10日は避け、10日以外で行ってみてください。
タイムスケジュール
ここではタイムスケジュールを紹介していきたいと思います。
すでにホームページに記載がありましたのでそちらを基に紹介していきます。
8日 招福祭 午前9時 開門 午前9時30分 宝恵かご社参(東映太秦映画村) 午後2時 湯立て神楽神事 午後11時 閉門 9日 宵ゑびす祭 午前9時 開門 午前9時 招福まぐろ奉納 午前9時30分 宝恵かご社参(東映太秦映画村) 午後2時 祭典執行(非公開)
☆夜通し開門10日 十日ゑびす大祭(初ゑびす) 午後2時 祭典執行(非公開)
☆夜通し開門11日 残り福祭 午後2時~4時 (祇園町)舞妓さんの奉仕による福笹の授与 午後8時 祭典執行(非公開) 午後8時~10時 (宮川町)舞妓さんの奉仕による福笹の授与 午前0時 閉門 12日 撤福祭 午前9時 開門 午後8時 祭典執行(非公開) 午後10時 閉門
タイムスケジュールは上記のようになっております。
お間違えの無いようご確認ください。
見どころ
出典:京都ゑびす神社
ここからは見どころについて紹介していきたいと思います。
たくさんあるので分けて紹介していきたいと思います。
大まぐろ奉納
まず初めに紹介する見どころは、大まぐろ奉納です!
日程的には9日の午前9時からとなっております。
境内のえびす橋には約100キロを超えることもある大まぐろが奉納されます。
まぐろには「目が出る(芽が出る)」、「勝つ」といった語呂合わせもあり、新年の縁起物の象徴となっております。
非常にビッグなお賽銭箱がまぐろに貼り付けられそこにお祈りするという文化や伝統があります。
非常に見どころで子供たちにも大人気です。
是非行ってみてください。
福笹の授与
続いて紹介するのは福笹の授与です!
これは東映女優の方が行うという文化が昔からあり、非常に注目が集まります。
美しい装いと丁寧な対応や立ち振る舞いが話題となり伝統となりました。
多くの参拝者を魅了し、年々参拝者は増加傾向にあります。
東映の時代劇に出演していたこともある人や日本の伝統美を体現した姿で授与する姿は見どころです。
10日の十日ゑびす大祭より開催されています。
そして、次の日の残り福祭にて舞妓さんの奉仕による福笹の授与も開催されます。
ぜひ行ってみてください。
宝恵かご社参
続いて紹介するのは宝恵かご社参です!
宝恵かご社参の読み方は「ほえかごしゃさん」です。
こちらも伝統行事であり、新春を告げる一大イベントです。
「商売繁盛、笹もってこい」という掛け声のもと行列を作って盛り上げます。
ちょんまげであったり、着物姿の役者による参拝がメインとなります。
江戸時代の男性や芸子さんや舞妓さんを連れて神社へと向かいます。
正月であり、イベント開催日となると本当に人で溢れます。
主に前半三日間のうち二日間で開催されます。
その年によって変動しますのでご注意ください。
そのくらい人気の催しになっておりますので是非新年一発目に活気付けるために参列してみてください。
混雑状況
ここからは混雑状況に関する情報を紹介していきたいと思います。
早速ですが、例年の来場者数からみていきたいと思います。
ちなみに開催期間は3日間なのですが、毎年およそ100万人の来場者数で賑わいます。
私も実は関西出身で、もちろん行ったことあるのですが、はっきり言って半端ないです!
特に2日目の十日戎はほんとに人が集中します。
日本三大ゑびすともいわれているくらいのものなので人口の量が驚くべきことになるくらいだと思います。
ですので非常に混雑します。
みなさん、訪問する際はお気をつけてお越しください!!
開催場所
ここからは改めて開催場所について紹介していきたいと思います。
開催場所は以下の通りです。
十日ゑびす大祭(初ゑびす) | |
開催場所 | 京都ゑびす神社 |
住所 | 京都府京都市東山区小松町125 恵美須神社 |
郵便番号 | 〒605-0811 |
詳しい場所を知りたい方はマップも添付しておくのでよろしければタップしてご活用ください。
アクセス情報
ここからは改めてアクセス情報についてご紹介しておきます。
公共交通機関でのアクセス方法などホームページに記載があったのでそのまま添付させていただきます。
◎京阪電車 祇園四条駅下車 徒歩6分
◎阪急電車 河原町駅下車 徒歩8分
◎JR・近鉄 京都駅下車 バス(17・205系統)で約10分
河原町松原バス停徒歩約5分
◎市バス(31・46・201・203・207系統など)で四条京阪前バス停徒歩約5分
まとめ
ここまでについて紹介していきました。
長い歴史のある中で非常に有名で文化が詰まった伝統的なお祭りです。
新年一発目の思い出にふさわしいと思いますのでぜひ行ってみてください。
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